シロアリ被害を受けている家は耐震性を失い、地震で倒壊の原因となったことがわかっています。
過去に大きな震災で倒壊した家の多くは、シロアリ被害があったという報告がありました。
日本建築学会近畿支部によると、1995年の兵庫県南部地震で木造建物の被害では、シロアリ被害や腐朽のあった家の全壊が相当な数報告されています。
日本で最も被害が多いのはヤマトシロアリですが、アメリカカンザイシロアリという外来種は寒い地域でも活動し、木材にあるほんの少しの水分だけで生きられることがわかっています。
しかも、コロニーが1つできるとそこからどんどん枝分かれして、30~40ものコロニーを作る繁殖力があるため、一斉に駆除しないと被害から逃れることができません。
シロアリが出たとしたら、家中がすでに蝕まれている可能性があります。
今はまだ大丈夫でも、いずれ家が倒壊するかもしれないと考えれば、とても放置はできません。