家に大きな被害をもたらすシロアリですが、ほかの虫のように秋冬は気温も下がって活動しなくなるのでしょうか?
実はシロアリは、残念ながら基本的に1年中活動を続けていて、極寒の冬ですら冬眠もせずに動き回ることがわかっています。
つまり寒い時期でも安心できないわけですが、暖かくなるとさらに動きが活発になるため非常に厄介です。
特に活発なのは4~6月頃で、湿度も高くなり数が増え、羽アリも発生し始めます。
羽アリは繁殖能力を持つシロアリで、新しいコロニーを作ろうと数百~数千匹以上が飛び立ち、場合によっては家の中で羽音が聞こえてくるほどの脅威です。
この時期は被害が拡大することが多く、こうなってからでは予防も間に合わない場合もあるでしょう。
多少なりとも動きが鈍る期待のある秋冬こそ家の中を点検し、コロニーを根こそぎ排除することが翌年以降の被害を食い止める手段になります。