白蟻の被害に遭ってしまい、その後の対応に悩んでいるという方も多いのではないでしょうか。基礎部分が侵食されると、そのまま暮らし続けることが難しくなってしまう恐れがあります。
白蟻駆除を行うことが効果的ですが、初めての方ではどのような流れで行うのかわからず、不安を感じてしまうかもしれません。今回は専門の業者が行う白蟻駆除の流れについて紹介していきますので、白蟻のことでお悩みの方はぜひ参考にしてください。
相談～事前調査
白蟻駆除は一般的に、業者への相談から始まります。白蟻駆除をしている業者は数多くあるので、いくつかの業者に同じ内容で依頼するようにしましょう。
そして、白蟻によってどのような被害に遭っているのかといった、把握している限りの内容についてヒアリングを行います。具体的なポイントを把握した後、駆除対象となる建物の調査に入っていくため、事前に希望の日程などを伝えておきましょう。
現地調査は、まず依頼主の方が被害に遭っている箇所を業者に教えるところから始めます。素人の目に被害が明らかな箇所であっても、経験豊富なプロの目によって確認することで、プロならではの状況の理解ができるのです。
また、依頼主が気づいていない被害が起きていないかについても確認を行います。建物全体を確認したうえで、駆除対象となる箇所を絞り込むのです。
白蟻の被害は表面的なものばかりでなく、木材内部に潜んでいて内部で侵食が進行しているケースも少なくありません。しかしプロの目にかかればそういったケースでもしっかり発見し、駆除対象としてピックアップすることが可能です。調査内容がまとまった後は、見積もりの作成へと移ります。
見積もり～契約
作業結果の報告書とセットで見積もりを提示します。このとき見積もりだけの提示となると、その金額が妥当であるのか、調査結果が事実であるのか疑問に感じてしまう方もいらっしゃるでしょう。そのため、ほとんどの業者は調査結果を明確に説明したうえで、必要となる駆除作業に関する見積もりを提示します。
また、このときに不明点などがあればしっかりと確認するようにしましょう。信頼できる業者であれば、嫌な顔をせず丁寧に説明をしてくれます。
複数の業者とやり取りするのはそれなりに労力と時間がかかるため、面倒に感じて1社で決めてしまう方も少なくありません。しかし、その結果満足できない駆除になっては後悔につながってしまいます。相見積もりを取り、それぞれの内容を確認したうえで、依頼先となる業者を決めましょう。
駆除作業
いよいよ現地での駆除作業が開始されます。契約後には実際に作業を行う日程の調整を行ったうえで、当日を迎えることになります。
駆除作業に関して、まず気になるのは作業時間ではないでしょうか。白蟻の生息状況や被害状況などによって作業規模や内容が異なるので、作業時間に関しても同様に変わっていきます。
大規模な駆除ではない限り、基本的には終日の作業で完了します。作業開始前に所要時間などに関する打ち合わせも行われるので、気になることがあれば事前に質問しておきましょう。
建物の構造によっても異なりますが、例えば床下での作業の場合、基本的には室内にある床下点検口から出入りして行います。その際に汚れやホコリなどが室内に広がる恐れがあるので、床下点検口周辺を囲うように養生をしなければなりません。なお、駆除作業で使用する薬剤に関しては安全なものを使用しているので、心配は不要だといえるでしょう。
養生が完了次第、床下へと入って薬剤を散布します。被害が出ている木材に対しては、小さな穴を開けて内部の隅々にまで行き渡るように薬剤を注入します。その後表面にも散布を行い、完全駆除を目指すのです。
なお、被害に遭っていない木材も同様に、表面に対して全体的に予防用の薬剤を塗布します。最後に地面部分に対してもまんべんなく薬剤を吹きかけて完了となります。
片付け～作業報告
駆除対象箇所の作業がすべて完了したら、養生の取り外しなどの片付け作業を行います。完全に撤去が完了次第、作業内容を依頼主に対して報告しますが、このときに気になる点があれば担当の方に聞いておきましょう。
報告を受けて特に問題がなければ、白蟻駆除作業はすべて終了です。その後しばらく様子を見て、なんらかの問題が発生したらその都度連絡しましょう。アフターケアとして、再び調査してくれるようになります。
まとめ
今回は業者が行う白蟻駆除の流れについて解説しました。相見積もりなどの面倒な作業もありますが、契約した後は特にすることもなく、とてもシンプルなものになります。やっかいな白蟻で困ったときは、プロの業者に任せてみてはいかがでしょうか。
「イソベ白蟻工業」はお客様の住まいに潜む白蟻の調査や駆除を行っております。見積もりなどの相談も無料で受け付けておりますので、白蟻の被害でお悩みの際はお気軽にお問い合わせください。
